初摘みのり 全形10枚

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栄養たっぷりの河川水と干満の差を生かした栽培法が、とろけるように柔らかくおいしい極上海苔を生む

「初摘みのり」は、シーズン最初に摘む一番やわらかいところです。口に含むと海苔が溶け始め、甘いコクのある味わいがいっぱいにひろがります。有明のりのおいしさを存分にご堪能いただけます。

有明海苔の品質(おいしさ)が、他の産地と一線を画すと言われるのは、海苔漁場としての自然環境がどこよりも恵まれているからです。その環境を活かしたユニークな栽培方法が行われています。

有明海は、筑後川をはじめとする8つの一級河川と108の二級河川が流れ込み、その河川水の量は有明海全体の水量の8倍だそうです。それだけ栄養豊富な漁場ということになります。それと川の水がたくさん入っているということは、当然、海水の塩分濃度が低くなります。それが、あの有明のりの柔らかさをもたらしています。

もうひとつ、有明海は遠浅で干満の差がとても大きい(最も大きいところで6メートル)。有明海の海苔造りはこの干満の差をうまく利用しています。遠浅の海に支柱と呼ばれる竿を立て、そこへ海苔の種のついた網を張る。この網は、満潮の時は、海中に沈み、干潮になると海上に姿を現す。

海中にいるときは、豊富な栄養を吸収します。海上にあがるとしっかりと光合成をする。光合成によって有明のりのコクのある甘いうま味が生み出されます。

そのため、海苔にこだわるお寿司屋さんや他の料理人の方々によくご利用されており、味のわかる一般のお客様もこちらを指名買いされています。