濃くあまく、深みのある味わいが後を引く。
新芽が出てから2週間ほど覆いをして、光合成によって甘味成分が渋み成分に変わってしまわないようにして、つくる濃厚な甘味。
一口含むだけで、口の中いっぱいにひろがる奥行きのある味と香りが、しばらく余韻として楽しめます。日本茶の芸術品と言える玉露本来のおいしさです。
玉露は、すすり茶とも言われ、ほんの一口をすすって口の中で転がしながら、広がりのあるおいしさを味わえるお茶です。だから、お猪口のような小さな茶碗が適しています。
でも、小さめの湯呑みでも構いません。3人分で10グラム位(茶匙2杯くらい)を急須に入れ、60度くらいに冷ましたお湯を100cc位注ぎ、2分ほど待ちます。
それを茶碗に濃さを均等になるように廻し注ぎをして、最後の一滴まで注いで、香りを楽しんでから、召し上がって下さい。