口に含むとトロッと溶けてしまうのも表面に孔が開いているのも、成長途中の海苔だから
プロの料理人や漁師が好んで買い求める本当においしい海苔です。表面に丸い穴が開いているのも、口に含むとあっという間に溶けてしまうのも、成長途中の若芽で作った海苔だからです。海苔は、種のついた網を張ると、海中で栄養を吸収し、海上で光合成をして成長する。そうして10日目くらいで収穫となります。収穫時期が早すぎればやわらかいけれど、味が載ってこない。反対に遅ければ成長のピークを過ぎて硬くなっていく。
やわらかさと海苔本来の味のよさ両方を併せ持ちながらおいしさのピークに収穫しようとすると、10日目よりは早く、5日と7日の間くらいということになります。その理想的なタイミングで引き揚げた贅沢な海苔です。
このクラスの有明海苔は生産量が限られているため、あまり一般には出回りません。限られた問屋さんでしか扱いがないのですが、当店は問屋さんと懇意にしているので、やはり仕入れ数は少ないですが、こちらで提供ができています。
おにぎりにする際は直巻きにしないで、ご飯と別にしてたべる直前に巻いて下さい。そうでないと食べる前に溶けてしまいます。そのくらいやわらかく上質な海苔になっています。