継続的に買われるお客さまが多い、黒糖を使った羊羹
黒糖というと、精製していないお砂糖だから、お米で言ったら玄米、そばなら玄そばみたいなもので、どちらかといえば洗練された魅力とは対照的な力強い風味が特徴で、ときにくどさを感じることもあります。
しかし、玉嶋屋さんの黒羊羹は例外で、くどさが抑えられ、黒糖のゆたかでふくらみのある味わいを持ちながら、しつこさのない、品のよい後味に仕上がっています。濃くて、ふくよかな甘さ。
さらっとした本練りじゃもの足りない、けれどあくのある黒糖はちょっと敬遠してしまう。そんな甘党の方に気に入っていただける羊羹です。また、この羊羹は日本茶や紅茶はもちろん、コーヒーともよく合います。少し濃いめに淹れたコーヒーとともに、黒羊羹の風味を味わってみていただきたいです。
製造元の玉嶋屋さんの社長さんいわく、この黒羊羹はどちらかといえば売れるからというよりは自分の好みで、お客様にお勧めしたいからでつくっているそうですが、実はいちばんのお気に入りなんだそう。食べてみるとその意味が分かるような気がします。甘味に慣れている方が、ただ甘いだけでなく独特の味わいがあるため個性的な羊羹に仕上がっているからでしょう。
江戸時代には徳川家にも献上されていたという二本松羊羹の伝統を守り続けてきた、甘味を極めた製菓会社の社長が好む味をご賞味ください。
原材料:小豆、砂糖、黒糖、寒天