お茶をより楽しむための伝統的なゲーム、茶歌舞伎(ちゃかぶき)とは?
古くから長く続く、かつて日本人が熱狂したと言われるゲーム、茶歌舞伎を自宅で楽しむススメ
茶歌舞伎とは
もともとは唐の時代から中国で行われていた「闘茶」が日本に伝わり、多少カスタマイズされて今に伝わるお茶当てゲームです。(成り立ちについては諸説あります)
茶歌舞伎のルール・遊び方
ルールや遊び方は非常にシンプルで、
- 主催者が玉露を2種、煎茶を3種選び、それぞれを「花鳥風月客」という5つの記号をお茶五種に割り当てます。
- それぞれの茶葉を参加者に見せてから、それぞれのお茶を順番に淹れ、参加者が香りや味を確認します。
- 確認するごとに、花鳥風月客のどれなのか参加者が当てていきます。
最終的に正答が最も多い参加者が勝ちとなります。
当店でも、過去に実際にお客さまを招いてやってみたことがありますが、地味なようで結構盛り上がりました。5種を飲み比べすると自分の味覚に合うものはどんなお茶なのか、またシーンによってどう飲み分ければいいのか、あの友人はこの味すきそうだな、など、新たな気づきがでたりして、お茶体験としてはティーライフが少し良い方に変わるきっかけにもなり得ます。
宇治、静岡、鹿児島など産地で茶歌舞伎に使うお茶を選ぶもよし、どれか一つの産地でグレード別に選ぶもよし、遊び方は意外と広いです。また、なかなか当たらないこともありますので、一つはほうじ茶などわかりやすい茶葉を入れたり、3、4種に減らしてみたりすると、難易度を下がりお子さまでも楽しめます。
さらに、この茶歌舞伎を紅茶や中国茶でやってみるのも一興です。紅茶だけでやるのもよいですし、紅茶と中国茶を混ぜてやってみても面白いです。
単に飲み比べだけするよりも、ゲーム性を取り入れてみんなでやるのもたまには良いかと思います。
当店がご提供する日本茶、紅茶、中国茶はこちらから各茶種のメニューをお選びください。ワンストップで茶歌舞伎に向いた茶葉をご購入いただけます。