高木園が大事にしていること

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高木園が大事にしていること

より気楽には入れてより快適にお買いものできるように

リアル店舗の入りやすい店とそうでない店

上記ののようなタイトルやテーマでは、さまざまな出版物やネットコンテンツが提供されています。繁盛店をつくり、維持していくことはネットでなんでも買える現在においては、リアル店舗運営者は皆さん試行錯誤を繰り返して常に考えているでしょう。繁盛店というのは、商品の良さはもちろんですが、それだけでは生まれません。入りやすい店の条件を満たしている必要があります。

入りやすい店の条件

以前当店の店長が話していたことは「お客様が一番怖いのは販売している店員である」。もちろんその店で何を買うかまで決めている人にはそんなことありませんが、、なんだかおいしそうだなとかオシャレだなとか、素敵な店だなと、さしあたって買うかどうかも決めていないけど興味を持ったひとにとっては、「いらっしゃいませ、何になさいますか」と言われるとおもわず引いてしまうのはあるあるですね。

つまり入りやすい店のポイントの一つは、店員さんからのプレッシャーを感じさせなくすること。スタンバイOKという感じを出さない。来客時に「いらっしゃいませ」「こんにちは」と挨拶だけして、後は自由に見てもらう。これでプレッシャーはかなり減ります。ベストは他のお客さまの接客をしていることです。なぜなら、その間、怖い店員さんは自分に寄ってこない。だから安心して商品を手に取ったり、店の中をゆったりと眺めることもできる。

そうして店内でお客様が滞留しやすくなり、その結果、お店の空間の中にお客様が増えてくれば来るほど、店員さんが与えるプレッシャーは弱くなり、お客様の自由度は増してくる。そんな空気の中で、だれかが買い始めるとまるでその勢いが伝染するように、のせられるようについ自分も買ってしまう。その賑わいがまた人を呼ぶ。それが繁盛店のメカニズムです。販売のプロが店前や商店街の一角で、いわゆる「バナナのたたき売り」方式で実践している基本中の基本ですね。
もちろん、お茶とお菓子のプロとして、お客さまからのご相談や商品説明やアドバイスを求められたときには、端的にわかりやすいようにしっかりと対応させていただきます。

基本に忠実な店に

常に基本的なことを徹底することは、実は難しい。ついつい楽してまうのが人間です。ですが、当店はできるだけ基本に忠実でありたいと考えています。時代によって人の感じ方や風土は少しづつ変わっていきますが、根本的にはそれほど変わらないと思います。ですので、リアル店舗でもネットショップでも、まず基本をしっかりと徹底することを大事にしていきたいと思います。

お客さまが自分で見つけた感

余談ですが、「ひやかし」ができる作りになっていることも大事にしています。路面店のドアを開けてお店に入ったら、コンビニでさえ何も買わずに出てくるのに結構勇気がいると思います。だからある程度買おうと決めた人でないと入りにくいとは思います。ひやかしができるよう工夫して、さらに「こんなお茶やお菓子があるんだ!」と、発見の喜びを体験してもらえたらと思います。

ネットで事前に調べて、買うものをある程度決めてご来店されるお客さまはどんどん増えているので、ハードルは以前よりは低くなってきてはいますが、それでも初来店では結構緊張気味な傾向はあります。

当店本店は入口側を全面ガラス張りにしているので、小名浜にいらっしゃったときはまず外から覗いてみてください。プチひやかしができますよ( ´∀` )

特に小名浜にある本店は、今ではシャッター商店街になってしまった一角にあります。昔は人通りも多く買い物目的でぶらりと歩く方がいらっしゃいましたが、今はあまり歩いている方は見当たりません。それでも来店いただき、のちに「また行きたい」と思い出していただけるお店にしていきたいと思います。