紅茶を美味しく淹れるコツ~ジャンピングとは?

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紅茶を美味しく淹れるコツ~ジャンピングとは?

紅茶をジャンピングさせて自分好みの味を楽しむ

紅茶を飲み始めて、よりおいしく淹れて飲みたいと思い、紅茶教室に参加したり、ネット検索で調べたりする方も多いと思います。その際に「ジャンピング」という言葉がよく出てきますね。

紅茶のジャンピングとは

ティーポットに紅茶葉を入れ、お湯を注ぐと最初は葉っぱは上の方に集まってきます。その葉が水分を吸収して重くなると少しずつ下の方へ沈んでいく。沈んでいったかと思うとこの容器の中のお湯の
対流によって、上がってきたりもする。こうして沈んだり、上がったりする様子がまるでお茶っ葉が弾んで、それこそジャンプしているように見えるので、ジャンピングといわれ、このジャンピングが起きているときは紅茶の成分がよくお湯に溶け出して香りも味もよくなると言われています。

紅茶をジャンピングさせるには

ジャンピングが起こるには大事な条件が2つあります。

  • お湯がたっぷりの酸素を含んでいること。
  • 沸かし立ての熱湯であること。

たっぷりの酸素を含むのは汲みたての水道水です。したがってくみたての水道水の沸かし立てが理想的です。逆にペットボトルの水は空気をあまり含んでいないので、避けた方がよいでしょう。また、ティーポットはお湯を注いだときに茶葉とお湯が対流すればよいので、あまりこだわる必要はありません。あえていえばポットのボディ部分が丸みをおびているものだとベターです。

紅茶のジャンピング 淹れた紅茶

紅茶をおいしく淹れるには

美味しい紅茶を淹れるためには、ポットより茶葉の質にこだわったほうがよいです。良質な茶葉を使えば、難しい技術がなくとも紅茶を美味しくできます。少し多めに茶葉を使うことでより簡単に美味しくなります。目安として、400㎖のティーポットを使った場合、ティースプーンで山盛り2杯以上の茶葉を一度に使うことをお勧めします。これを基準に、何パターンかお湯と茶葉の量、抽出時間を試してみて、御自身の好みの風味を見つけてください。この手間をかけることで、より紅茶が好きになることもあります。

茶葉については、当社の茶葉のなかでは、和紅茶の川根紅茶または堂島ムジカブレックファストで試して、その後紅茶の王様であるダージリンを飲んでみることをお勧めしています。川根紅茶と堂島ブレックファストは、頻繁に飲んでいても飽きがこない、日本人の味覚に合っている茶葉で、ほとんどの方が気に入ってリピーターになっていただいています。徐々に薄くはなりますが、3煎くらいは淹れられるので、高コスパで人気の理由となっています。

同じ種類の紅茶でも、製造元や販売元によって別物のようなケースもあります。紅茶葉選びはワイン選びと匹敵するほど選択肢があります。口コミなど外部情報にに頼りすぎずに、自身の味覚で確認しながら、お気に入りの商品を見つけていただければ幸いです。